ホークス戦記

12年間の野球歴を生かしてホークスの試合を中心に思ったことを綴るブログ

毎回ランナー出すもあと一本が出ず・・・(イーグルス9回戦)

 

イーグルス4ー3ホークス◯(6勝3敗)

Koboパーク宮城

勝利投手 安樂智大(1勝2敗)

敗戦投手 東浜巨(7勝3敗)

セーブ  松井裕樹(3勝1敗23S)

本塁打    楽 ウィーラー15号(3ラン) ペゲーロ18号

               ソ 柳田20号(2ラン)

 

スターティングラインナップ

1(一)中村晃

2(遊)今宮健太

3(中)柳田悠岐

4(指)デスパイネ

5(左)長谷川勇也

6(三)松田宣浩

7(二)明石健志

8(捕)甲斐拓也

9(右)福田秀平

    (投)東浜巨

内川は大事をとってベンチスタート。代わりにスタメン起用となった長谷川、福田の左打者に期待。また東浜は前回登板のような安定感を見せられるか。

総括

ホークスは1回表、好調の”ミスター2番”今宮がレフト前に運ぶヒットで出塁し、今シーズン9個目の盗塁を決めるも、後続が倒れ得点に結びつかない。その裏、先発の”ミスターシンカー”東浜は2本のヒットで1死1、2塁のピンチを迎えると、イーグルスの主砲ウィーラーに先制3ランを浴びる。

続く2回、先頭の”熱男”松田が中堅フェンス直撃のスリーベースを放つと、7番に起用された”鷹のオールラウンダー”明石のセカンドゴロの間に1点を返す。しかし3回裏に東浜はペゲーロに第18号ソロで追加点を献上。リードは再び3点に拡がる。

その後両チーム無失点で迎えた5回、1死から今宮がセンター返し。本日2本目のヒットでチャンスメイクすると、現在本塁打、打点2冠の”怪物”柳田が単独トップに立つ20号をバックスクリーンに叩き込み、1点差に迫る。

ホークスは毎回ランナーを出し、3盗塁を絡めて相手バッテリーを攻めるも、あと一本が出なかった。先発の東浜は6回2/3を投げて5安打7奪三振で4失点。ハーラートップタイの8勝目はお預けとなった。直接対決第1ラウンドに敗れたホークスは、首位イーグルスとの差が1.5ゲームに拡がった。

Today's POINT

5回表 1死1塁 柳田の20号2ラン

インコース低めの厳しいボールを仕留めた。初球の抜けたスライダーを見送ったあと、2球目を一発で仕留めた。相手バッテリーも驚愕の一打だったに違いない。

f:id:shin_baseball:20170630222954j:plain

この試合、イーグルスの先発マスクは嶋だったが、インコースを多く使っていた。その意識は柳田も十分あったはずだ。 内寄りの速い球にタイミングを合わせていたのかもしれない。

 

1回裏 1死1、2塁 ウィーラーに先制3ランを被弾

1、2、3球目はツーシームで入り、以降はシンカーを軸にカーブやスライダーといった変化球を立て続けに投じる配球。6、7球目はファウルとなったが、少し甘く入ったところを上手く運ばれた。3、4球目のはっきりとした逆球をはじめ、立ち上がりにいつも通りの制球がなかった東浜。結果的には粘られ、回転で打たれた。

 

f:id:shin_baseball:20170630230055j:plain

この勝負全体的にみても、逆球や甘く入るボールが多かった。先制のピンチを迎えたところ、立ち上がりを上手く捉えられてしまった。印象としては、もう少し真っ直ぐ中心の組み立てでいいのではなだろうか。

明日のみどころ

明日は背中の張りで登板回避していた千賀が先発。実戦登板のないままマウンドに上がるので、イーグルス打線に対して自分のピッチングができるかどうか。打撃陣は、あと1本が出なかった今日の試合を踏まえて、柳田以外の中軸に奮起してもらいたい。首位攻防第2ラウンドに勝って、カード勝ち越しのために1勝1敗のタイに持ち込みたいところ。

5投手の完封リレーでスイープ!!(ファイターズ12回戦)

 

●ホークス1ー0ファイターズ◯(8勝4敗)

ヤフオクドーム

勝利投手 松本裕樹(2勝2敗)

敗戦投手 メンドーサ(2勝6敗)

セーブ  サファテ(1勝22S)

本塁打 ソ

    日

スターティングラインナップ

1(二)川﨑宗則

2(遊)今宮健太

3(中)柳田悠岐

4(一)内川聖一

5(指)デスパイネ

6(左)中村晃

7(三)松田宣浩

8(右)上林誠知

9(捕)甲斐拓也

 (投)松本裕樹

川﨑が3試合ぶりにスタメン復帰。柳田、中村晃、上林とともにメンドーサのツーシーム攻略のカギとして機能できるか。

総括

1回、”世界の元気印”川﨑が四球を選んで出塁すると、”ミスター2番”今宮がバスターエンドランでランナーを2塁に進める。その後、2死から”天才安打製造機内川が1塁キャンバスに当たるラッキーなライト線へのタイムリを放ちホークスが先制する。

1点リードのまま迎えた4回、1死から”打撃職人”中村晃の内野安打と”熱男”松田の連続ヒットで追加点のチャンスを作るも、後続が倒れ得点には結びつかない。また5回にも川﨑が再び四球で出塁し、今宮が送って迎えた場面、中軸が走者を迎え入れることができなかった。

先発の”和巳の魂を受け継いだ男”松本裕樹は、5回まで無失点に抑えていたが6回、中田に右中間へ上手く運ばれるツーベース、さらにフォアボールと内野安打で2死満塁のピンチを招き、お役御免となる。しかし、マウンドを譲り受けた琉球のポスト森福”嘉弥真が代打矢野を空振り三振に斬って取り、一打逆転のピンチを脱出

その後は、”気合の平行帽”森、”8回の男”岩嵜、”鷹投手陣のティーチャー”サファテの勝ちパターンが無失点リレーで繋ぎ、投手戦をモノにした。先発の松本裕樹は5回2/3を4安打3四球無失点。1回に挙げた虎の子の1点を5投手が完封リレーで守り抜き、ファイターズをスイープ。チームは4連勝で今シーズン47勝目、試合のなかった首位楽天とのゲーム差は0.5となっている。

Today's POINT

1回裏 2死2塁 内川の先制タイムリ

フルカウントから高めに甘く入ってきた真っすぐを逆らわずに右方向へ打ち返した。相手バッテリーは1球目、4球目、5球目とメンドーサ得意の右打者に食い込んでくるツーシーム中心の組み立て。

f:id:shin_baseball:20170630004604j:plain

追い込まれるまでの5球のうち4球が速球系の配球だったので、内川の頭には変化球もあっての右方向だろう。彼は配球を読んで狙い球を絞るタイプではないので、真っ直ぐ系は右方向に打ち返すタイミングで打席に立っていたのかもしれない。結果的に1塁キャンバスに当たるラッキーなタイムリーとはいえ、先手を取るチャンスで4番の仕事を果たした。

6回表 2死満塁 嘉弥真の2夜連続となる満塁斬り

初球、2球目と真っすぐで追い込むと、そこから変化球を最後まで続けた。3球目は構えとは違うコースに行ったが、かなり際どいボール。4球目ファウルの後、5球目はチェンジアップを引っ掛けてしまい、ベースのかなり前でワンバウンドしたものの、アンパイアに当たってボールは前に跳ね返った。ウィニングショットは膝元に落ちるスライダーで三振に斬って取った。

f:id:shin_baseball:20170630011347j:plain

2夜連続2死満塁のピンチで登板し、三振に斬って取ったこのシーンは全盛期の森福允彦(現ジャイアンツ)を彷彿とさせるものがあった。昨日は対左であったが、今日は右打者相手によく抑えた。暴投になるはずの投球が球審に当たるなどラッキーな部分もあったが、試合の流れを決定づける場面での結果は、信頼につながる。今後も大事な場面での起用が増えてくるだろう。

明日のみどころ

いよいよ仙台に乗り込んで首位攻防3連戦の第1ラウンド。まずは先発の東浜のピッチングに期待。右腕は前回登板の23日西武戦で完封勝利を飾っており、鷹投手陣の中では今一番の安定感を誇る。打撃陣は少し調子が下降気味とみられる上林に注目したい。今シーズンブレイクした4年目にとって、試練の夏場となるかもしれないが、下位打線からのチャンスメイクに期待したい。

dugout.softbankhawks.co.jp

4HRでシーソーゲームを制す(ファイターズ11回戦)

 

●ホークス6-5ファイターズ◯(7勝4敗)

ヤフオクドーム

勝利投手 岩嵜翔(4勝2敗1S)

敗戦投手 マーティン(2敗1S)

セーブ  サファテ(1勝21S)

本塁打  ソ 川島3号 甲斐3号 今宮4号 デスパイネ19号

     日 

スターティングラインナップ

1(左)中村晃

2(遊)今宮健太

3(中)柳田悠岐

4(一)内川聖一

5(指)デスパイネ

6(三)松田宣浩

7(二)川島慶三

8(捕)甲斐拓也

9(右)上林誠知

 (投)武田翔太

右肩炎症の武田が1軍のマウンドに復帰。どういうピッチングを見せるか。

総括

ホークスは0-0で迎えた2回裏、2死から”小さなパワーヒッター”川島が4球目を振り抜き、センターへ第3号の先制ソロ。続く”九州バズーカ”甲斐は2試合連続となる3号ソロを左翼席中段へ放り込んだ。これでホークスは2試合連続の2者連発となり、いずれも甲斐がうち1発を放つという見事な活躍ぶりである。

しかし3回、先発の”魅惑のカーブの使い手”武田がヒットとフォアボール、さらに松田の失策も絡んで1死満塁のピンチを迎えると、3番中田に三遊間を破られる2点タイムリーを浴び、あっさりと同点とされる。さらにレアードを歩かせて再び満塁とすると、続く田中賢介は初球を三遊間へタイムリー内野安打。この回勝ち越しを許してしまう。

その裏ホークスは、先頭の”打撃職人”中村晃がライトフェンス直撃の3塁打で出塁すると、”怪物”柳田が初球の真っ直ぐをレフトへ犠牲フライ。すぐさま同点に追いつくと、4回には先頭の”怪力”デスパイネがストレートのフォアボールを選んで出塁し、その後2死2塁から甲斐がライトオーバーの勝ち越しタイムリーツーベース。4-3と1点のリードを奪う。

これで優位に試合を運びたいホークスだったが、武田がピリッとしない。フォアボールとヒットで2死1、2塁のピンチを招くと、代打大谷に同点打を献上。勝ち投手の権利を得られないまま5回途中でマウンドを降りた。

ホークスは5回に”ミスター2番”今宮が追い込まれてから左翼席への第3号を放って三度リードする展開に持ち込んだが、”8回の男”岩嵜が中田に本日2本目のタイムリーを浴びて同点。苦しい試合展開となった。

これで終わらないのが「世界一」を目標に掲げるホークス。その裏デスパイネが柳田に並ぶリーグトップタイとなる19号を左中間ホームランテラスに弾丸ライナーで叩き込み、これで勝負あり。最後は”鷹投手陣のティーチャー”サファテが9回を締めた。

先発武田は4回2/3を投げるも、4失点で復帰の白星はお預け。打撃陣に助けられる形となった。チームは3連勝でこのカード勝ち越しを決め、今シーズン46勝目。楽天が勝ったため、ゲーム差は1のままとなっている。

Today's POINT

8回裏 無死 デスパイネの19号ソロ

初球はアウトコースのカーブを見逃し、2球目はアウトコースに要求通りボールになるカットボールを見送った。さらに3球目のストライクからボールになるカーブに空振りし追い込まれた。そして4球目の高めボール気味のストレートを強振である。

f:id:shin_baseball:20170629090734j:plain

試合後のヒーローインタビューにもあった通り、デスパイネはこの場面1発狙いで打席に立っていた。2球目のカットボール、3球目のカーブへの反応を見ても、速い球にタイミングを合わせていたに違いない。追い込んでいたとはいえ、逆球になったとはいえ相手バッテリーは反省すべき点だろう。ただ、この場面は土壇場で結果を出したデスパイネをほめるべき。

5回表 2死満塁 嘉弥真の満塁斬り

ワンポイントとして仕事を果たしてくれた。5球のうち、4球が真っ直ぐと思い切った配球。3球目のボールが甘く入ったが、球威で押し切り、最後も力勝負した。

f:id:shin_baseball:20170629093402j:plain

今日の勝負所の一つ。バッテリーは今シーズン調子の出ない中島卓也とはいえ、しっかりと斬って取った。ここで勝ち越しを許してしまうと、一気に相手のペースに持ち込まれかねない場面で、思い切った勝負を挑んだ。

明日のみどころ

先発の松本裕樹である。6月3日のDeNA戦でプロ初勝利を挙げてから勝ち星がない右腕は、中4日での先発マウンド。カード勝ち越しが既に決定しているので、気楽に自分のピッチングをしてもらいたい。打撃陣は、相手先発メンドーサのツーシームに対応できるか。中村晃、柳田といった軸となる左打者がカギとなるだろう。

dugout.softbankhawks.co.jp

 

石川、岡本、モイネロの完封リレー 打っては3HRで完勝(ファイターズ10回戦)

 

●ホークス6ー0ファイターズ◯(6勝4敗)

ヤフオクドーム

勝利投手 石川柊太(3勝2敗)

敗戦投手 高梨裕稔(3勝6敗)

セーブ

本塁打 ソ 柳田19号(2ラン) 松田12号(3ラン) 甲斐2号

    日

スターティングラインナップ

 1(左)中村晃 

 2(遊)今宮健太

 3(中)柳田悠岐

 4(一)内川聖一

 5(指)デスパイネ

 6(右)上林誠知

 7(三)松田宣浩

 8(捕)甲斐拓也

 9(二)髙田知季

  (投)石川柊太

怪我で戦列離れていた内川、デスパイネが共にスタメン復帰。

総括

ホークスは1回裏、”打撃職人”中村晃のレフト前と”ミスター2番”今宮の送りバントで1死2塁のチャンスを作ると、絶好調3番”怪物”柳田がライトスタンドへリーグ単独トップに立つ19号2ランを放ち先制する。

先発の”快速トルネード”石川柊太は4回までファイターズ打線を1安打に抑えると、迎えた4回裏、本日スタメン復帰の”怪力”デスパイネが四球を選び、続く”ホークスのイチロー上林が1、2塁間を破って無死1、2塁の追加点のチャンス。ここで打席に向かうのは”熱男”松田。フルカウントから放ったレフトポール際の大飛球はわずかにファウルとなり、ビデオ判定を挿むと続く7球目を中堅ホームランテラスへ通算200号(シーズン12号)の打ち直し。直後の”九州バズーカ”甲斐も左中間ホームランテラスに飛び込む2者連続の2号ソロでリードを6点に拡げる。

石川は7回を1安打ピッチング。真っすぐを中心に小さく変化するスライダーと持ち前のパワーカーブを交え、ファイターズ打線をシャットアウトし3勝目。後を請けた”若きリリーフの有望株”岡本も代打大谷、代打田中賢介中島卓也を3者凡退。9回はキューバの秘密兵器”モイネロが四球でランナーを出すも無安打無失点で抑え、3投手による完封リレーで3連戦の頭を取った。今シーズン45勝目を挙げ、試合のなかった首位楽天とのゲーム差は1に縮まった。

Today's POINT

 4回裏 無死1、2塁 松田の12号2ラン

ノーアウトということもあり、三振を取りにいきたい相手バッテリーはフォーク中心の攻め。この打席7球投じたうち実に5球がフォークボール。1球目は逆球、2球目は外に大きく外れた後、松田は真っ直ぐ待ちだったのか、ストライクを取りに来たカーブにタイミングが合わず見逃した。フルカウントとなって迎えた6球目、インコースに入ってきた抜け気味のフォークを強振すると、レフトポール際への大飛球。打ち直しとなって迎えた7球目の真ん中低めを捉えた。
f:id:shin_baseball:20170627214536j:plain  
 この打席のポイントは5球目のフォークボールを見極めたところか。この打席、それまでにフォークを2球見ており、見慣れていた部分も大きかった。とはいえ、打ち直しで力みが出てしまうところを我慢し、結果を残したところは素晴らしいと思う。
 

9回裏 1死1塁 モイネロのプロ初奪三振

3番西川との対左対決を3球三振で制した。初球、真っ直ぐでストライクを取ると、2球目も真っすぐを続け、アウトコースいっぱいに決まる。追い込んでからのウイニングショットは大きく変化するカーブで見逃し三振。西川は反応できずに終わった。3球ともコントロールされており、この打席西川はノーチャンスだった。

f:id:shin_baseball:20170627221914j:plain

中継ぎ左腕がもう1枚ほしいというところに、助っ人が現れた。コントロールがまとまっていて、縦に割れるカーブは武器になる。現状、先発左腕の和田を怪我で欠いていることもあり、今後は先発転向をも予感させるほどの出来だったと思うし、非常に楽しみである。 あとは相手に情報が渡った状態で、どういうピッチングを見せるかだろう。

明日のみどころ

明日は右肩炎症で2軍調整となっていた武田が帰ってくる。復帰戦でどういうピッチングを見せるか。石川柊太、松本裕樹といった若手の活躍が刺激になっているはずだ。何といっても1軍ローテションに欠かせない存在なのは間違いないので、楽しみにしたい。また、打撃陣は内川、デスパイネの中軸が戻ってきたため、厚みが増した。明日は2人のバットにも期待したい。

dugout.softbankhawks.co.jp